text by 山田美幸

みゅうのNY事情

第10回 My routine

久しぶりのコラムですみません。
最近仕事の疲れとストレスで夜9時過ぎに寝て
おばぁちゃんみたいな生活を送っていた…
特に先週末はあまりにも酷くて
自分でも軽い鬱かと思うくらいヘコんでいたの。
通常わんこ一匹のヘアカットを仕上げるのに
1.5時間〜2時間かかるんだけど、
土曜日は8時間で13匹、
日曜は6時間で9匹だったからバトルの世界だったわ。
トリマーは私一人でお風呂に入れて乾かすスタッフが二人。
なのに私はカットしながら電話やお客さんの対応も
同時にしなきゃいけないからその度に時間がロスするわけ。
忙しいと5分の差がとっても大きく響いてくるにもかかわらず、
スタッフの仕事はスローだし、オーナーは
”どうしてこのイヌがまだシャワーも浴びず
ケージに入ったままなんだーー!!!”って私に当たるしさ。
ただでさえ時間までに仕上げなきゃ、って
焦っているのに追い討ちかけるから思わず
”こっちも一人で電話対応・客の対応しなきゃなんないし、
スタッフにも急ぐように言ったわよっ!
私の手は2本しかないんだから一人で全部できませんっ!!”
って言ったらオーナーは我に返ったのか謝ってきた。
そしてシャワー室に行き逆にスタッフに怒鳴っていたわ。
時間に追われるとイライラするけど、
お客さんが仕上がったわんこを見て満足してくれると
この仕事に就いてよかったと思う。
最近もお客さんに、
”いいトリマーさん見つかってよかったわ”と言われたし、
新規のお客さんにも”また一人お客さん増えたわね”
(ということは気に入ってくれてまた来てくれるということ)
と言ってもらったの。
今まではオーナー指名で来ていたお客さんも、
私が店を任されてフルタイムで入っているにもかかわらず
続けて来てくれるから最近やっと少しだけ自信がついたかな?
確か私が入った頃はこの2店舗目をオープンしたばかりで、
オーナーの下で一緒に働いた一ヶ月後には
いきなり一人で店を任されたことから始まったわ。 
これでもこっちのペット学校では優秀な生徒だったけど、
実際現場に出てみると足元にも及ぶどころか
学んできたことがもろとも覆されて圧倒される毎日だった。
それをほんの一ヶ月でいきなり放り出されて、
英語での電話応対やトリミングも一人でこなして
もちろん失敗の連続だったわ。
それでお客さんを無くしたことも何度もあるし。
最初の数ヶ月はクレームが多かったのが、
徐々に”有難う”の電話が入るようになって
現在マネージャーになったというわけ。
でも失敗しても可能性を信じてくれて
いつもフォローしてくれたオーナーには感謝・感謝だわ。
と、ここではガイジンの私がこんななのに、
新しく入った二人のアメリカ人トリマーは4ヶ月経った今でもまだ見習い中。
オーナーが言うには”まだ一人で店を任せられない”らしいんだけど、
ウチは無休だから週末でも誰かが入らないといけない。 
せめて日曜は休み欲しいのに今は私が週末働くハメになっている。
私もたまには彼氏とゆっくり過ごしたいんだけど…
と、こんなカンジで忙しいながらも、一応安定した毎日を送っているよ。
しばらくはこんな生活が続くと思うわ。
次は結婚かぁ!?

2005/03/25

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