text by Haya

HAYAの世田谷日記

第295回 三角さん

その同窓会でほとんどの人が15年振り、少しの人が成人式以来、
残りのちょっとの人がそれ以降もあってる人親しい友達なんだけれど、
それ以外にたまたま地元に帰った時にばったり会ったっていう人も少し、
その中の一人に三角さんがいる、中学校3年生の時に一緒のクラス、
特に仲が良い訳ではないから卒業してからは全然会う事はなかったんだけど、
彼女も成人式以来で会っている数少ない一人。

確か23才の時だったからもう6年前になるんだけど三角さんに偶然あった、
シチュエーションは仙台市は県運転免許センター、
その年の正月、僕は免許の更新だったので免許の更新もかねて帰省していた、
さて仙台にいる日も最後となった最終日、さっさと大事な用は先に済ませればいいのに
最後の最後で帰省した目的をこなそうと免許の更新に来た、
ああ、めんどくさいなあ、なんて思いながら申請用紙に貼る為の証明写真を撮る為に列に並んだ、
正月休みの間に更新を済ませてしまおうという人たちで列はかなりの長さになっていた、
さていよいよ自分の順番である、おもむろに財布を取り出しと思いきや、
なんと財布がないのである、忘れてきたのである、家に…、
頭が真っ白になりました、翌日からは仕事だから今日帰らなければならない、
今から家に取りに帰ってももうアウトである、今日の更新には間に合わない。

こういう瞬間の人間はもう完全にアウトである、何も考える事ができない、
大きな絶望とショックと虚無感を感じながら死んだフィッシュの目をして
ただ一人、混雑する運転免許センターにたたずむ僕…。

とその時、救世主三角さんの登場なのである!
久しぶりー!といいながら弱気に事情を話し1000円の借金を申し出る僕、
20歳を過ぎてるくせにこれほどまでに悲しくも切ない借金があるだろうか?
でも三角さん!さすがに人間が出来てる!
なかなか会えないだろうしこのお金は返さなくていいよとくれたのである!
「ありがとおっ!」と僕、そして彼女もまた更新の為、雑踏に消えていったのである。

本当に感動である、この出来事はHayaの人生で最も救われた瞬間Best10にランク入りしている、
あのタイミングで突然登場する三角さんにもかなりの感動、
あれほど困ってるタイミングで助けに現れる人は最初で最後くらいのタイミングだったぜ!

そして今回の同窓会でようやくその1000円は彼女に返金する事が出来たって訳っすよ。
次に帰った時はお酒でもおごらせてね、三角さんほんとにサンキュ!!!!!

そういえばもう彼女は結婚して子供もいる、当然、三角さんじゃないんだよね、
名前聞くの忘れたな。

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(BGM : サンキュ / DREAMS COME TRUE From DELICIOUS )

2006/04/30

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